やりたいこと
プログラミングを使って、多次元配列を作成する。
data = [["item0", 0],
["item1", 1],
["item2", 2],
["item3", 3],
["item4", 4]];
こめつぶ
作りたい多次元配列は上記のようなデータ構造です
5行×2列のデータをイメージしています。
5行×2列のデータをイメージしています。
目的
多次元配列は決め打ちで書けば、簡単にデータを作成することができます。
ただ、多次元配列を決め打ちで作成するのではなく、プログラミングで動的にデータを追加できるようにするのが、今回の目的です。
備忘録としてサンプルコードを載せておこうと思います。
サンプルコード
簡単なサンプルコードを書いてみました。
!function () {
var count = 5;
var data = new Array(count);
for (var i = 0; i < count; i++) {
data[i] = new Array(2);
data[i][0] = "item" + i;
data[i][1] = i;
}
alert(JSON.stringify(data));
}();
実行画面
こめつぶ
期待する結果が出力されました!
コードの解説
関数宣言を行う。
!function () {
//必要な処理を記載する。
}();
空の配列を作成する。
var count = 5; //配列の行の個数とループの回数に使用する。
var data = new Array(count); //5つの空の配列を作成する。(行の部分にあたります。)
繰り返し行いたい処理をfor文の中に記載する。
for (var i = 0; i < count; i++) {
//繰り返し行う処理を記載する。
}
多次元配列の配列を作成して、配列にデータを追加する。
data[i] = new Array(2); //配列の中に配列を作ります。(2列の部分にあたります。)
data[i][0] = "item" + i; //1列目に対して値を代入します。
data[i][1] = i; //2列目に対して値を代入します。
デバッグコード
alert(JSON.stringify(data)); //オブジェクトを表示させる時に使います。
おまけ
多次元配列のデータを取得したい場合はどのようにすれば良いか。
例1)1行目の1列目の値を取得したい場合
alert(data[0][0]);
実行結果
こめつぶ
期待する結果が出力されました!
例2)4行目の2列目の値を取得したい場合
alert(data[3][1]);
実行結果
こめつぶ
どちらもデータの後ろに[][]をつけて、[行番号][列番号]を入力すればデータが取得できます。
終わりに
以前、連想配列の記事を書きました。考え方としては同じで、配列の中に配列を作るような形でした。
多次元配列はよく使うデータの構造なので、覚えておいて損はないです。
基本的なデータであれば、2次元配列を作れば表現できると思います。
前回と同様に、サンプルコードは小さく作りましたので、使ってみれば、同様の結果が得られると思います。
今回のソースコードはJavaScriptで使うものとなっていますが、データの構造と配列の考え方がわかれば、別の言語でも応用可能だと思います。
現在私はJavaScriptを勉強していますので、本記事を書いていますが、需要があれば別の言語でも書いてみたいと思います。
【JavaScript】多次元の連想配列を作成するサンプルコードの記事はこちら