ITエンジニアがうつ病になった原因
今回は3人の実際にうつ病と診断された人たちの意見を聞いてみました。
配属したプロジェクトのソフトウェア担当が自分しかおらず、問題が発生しても自分で解決しなければならなかった。
上司も同じプロジェクトに参加していたが、専門分野が違ったため質問しても「わからない」、「自分で調べて」と言われて、業務のプレッシャーに耐えることができなかった。
教育がないままプロジェクトに参加して、作業内容が理解できないまま進めていた。
毎日の作業報告の際に上司からの質問に答えられず、「何で考えていないの?」と常々言われていた。
上司からの質問に答えられないのは自分が悪いと思い込み、毎日の作業報告が苦痛になっていた。
プロジェクトのPMを初めて任されて絶対に成功させるというプレッシャーがあった。
昼休みや夜休憩がまともに取れず、毎月80時間程度の残業をしていたので、1ヶ月で体重が5キロ落ちてしまった。
常に打ち合わせがあり、客からは怒られ、社内からも怒られて、精神的に参ってしまった。
共通点
うつ病になってしまう人の共通点を考えたときに、3つの要素が挙げられます。
▷ プレッシャー
▷ ハードワーク
▷ 真面目
プレッシャー
仕事を行う上で、一定のプレッシャーがあることは必要ではあるものの、役職または個人の力量を超えたプレッシャーに襲われると精神的な疲労につながっていきます。
プレッシャーを与え続けられると、常に仕事のことを考えてしまい、精神的に休息することが難しくなり、うつ状態になる可能性が高くなります。
ハードワーク
毎日朝から晩まで残業をして、お昼休憩や夜休憩を十分に取る暇もなく、睡眠時間も十分に確保できなくなってしまいます。
休息する時間が取れないため、常に疲労感があり、回復することができません。
食事についても、コンビニや外食で済ませてしまうことが増えて栄養が偏ってしまいます。
適切な休息と最適な睡眠時間が確保できないと、うつ状態になる可能性が高くなります。
真面目
真面目な人は一般的には良い人と思われがちですが、真面目過ぎるのも自分自身を苦しめてしまう原因となることがあります。
責任感があるので、周りの人間からの信頼を得ることはできますが、他の人へ作業を振ることができずに、自分一人で業務を抱え込んでしまう傾向があります。
その結果、ストレスがたまっていき、自分自身のキャパシティーを超えてしまうと、うつ状態になる可能性が高くなります。
まとめ
実際にうつ病になってしまった人の意見を聞いてみた結果
①信頼できる人に相談する
仕事で辛い時に相談できる人を作っておくことで、ストレスを一人で抱え込まずに発散することができます。
一人で抱えきれなくなってしまう前に、勇気を持って誰かに助けを求めることが必要です。
家族、友人、恋人、SNSの仲間でも構いません。
信頼を置ける人に相談をしてみてはどうでしょうか。
相談までしなくても、話を聞いてもらうだけでも気持ちが楽になるかもしれません。
誰かに話すことで客観的な意見やアドバイスがもらえる可能性もあります。
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②転職する
自分の身を守るためなら、転職をして環境を変えるという選択もあります。
無理をして会社に居続ける必要はありません。
ITエンジニアであれば、求人も多くあるため、これを機にスキルアップ、ステップアップを考えてみるのもいいかもしれません。
転職をするにあったって、何をすればいいのかわからない人は、プロのエージェントに話を聞いてみるのもいいかもしれません。
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