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【CentOS】 CentOS8.2にRuby 2.7.2をインストールする方法

前回用意したCentOS 8.2にRuby 2.7.2をインストールしてみたいと思います。
前回の記事はこちら↓

作業の都合上、VirtualBox上のコンソールではなく、SSH接続でCentOSにアクセスして、Rubyのインストール作業を行います。

TeratermからSSH接続でCentOSにアクセスします。

Gitのインストールするコマンドを実行します。

sudo yum install git

インストールの確認がありますが、「y」を入力します。
「完了しました!」と表示されることを確認します。

rbenv をインストールします。

git clone https://github.com/rbenv/rbenv.git ~/.rbenv

コマンドが実行されると以下の画面が表示されます。

環境変数の設定とrbenvの初期設定を行い、sourceコマンドで追加したPathの設定を反映させます。

echo 'export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
~/.rbenv/bin/rbenv init
source ~/.bash_profile

インストールできたrbenvのバージョンを確認します。

rbenv -v

ruby-buildをインストールします。

git clone https://github.com/rbenv/ruby-build.git ~/.rbenv/plugins/ruby-build

コマンドが実行されると以下の画面が表示されます。

install.shを実行します。

sudo ~/.rbenv/plugins/ruby-build/install.sh

インストールが可能なrubyのバージョンの一覧を確認します。

rbenv install -l

今回はRuby 2.7.2をインストールします。

Rubyをインストールする前に事前ツールをインストールします。

sudo yum install -y gcc bzip2 openssl-devel readline-devel zlib-devel 

問題なく、インストールができたら、「完了しました!」と表示されます。

ここでRubyのインストールを実行したところ以下のエラーが発生しました。
「tar: コマンドが見つかりません」とあるのでtarのインストールができていないと判断しました。

[root@localhost ~]# rbenv install 2.7.2
Downloading ruby-2.7.2.tar.bz2...
-> https://cache.ruby-lang.org/pub/ruby/2.7/ruby-2.7.2.tar.bz2
/root/.rbenv/plugins/ruby-build/bin/ruby-build: 214 行: pushd: ruby-2.7.2: No such file or directory

BUILD FAILED (CentOS Linux 8 using ruby-build 20201005-4-g4761049)

Inspect or clean up the working tree at /tmp/ruby-build.20201102225145.19739.nm8CHn
Results logged to /tmp/ruby-build.20201102225145.19739.log

Last 10 log lines:
/tmp/ruby-build.20201102225145.19739.nm8CHn ~
/root/.rbenv/plugins/ruby-build/bin/ruby-build: 行 390: tar: コマンドが見つかりません

tarコマンドを実行できるようにtarのインストールを行います。

sudo yum install tar

問題なく、インストールができたら、「完了しました!」と表示されます。

tarがインストールできているのか、確認します。

tar --version

再度Rubyのインストールを実行したところ以下のエラーが発生しました。
「make: command not found」とあるのでmakeのインストールができていないと判断しました。

makeのインストールを行います。

yum install -y make

問題なく、インストールができたら、「完了しました!」と表示されます。

Rubyの2.7.2のバージョンをインストールします。

rbenv install 2.7.2

インストールには数十分かかりますので、完了まで待ちます。

インストールできたRubyのバージョンを確認します。

ruby -v

「-bash: ruby: コマンドが見つかりません」と表示されました。
which rubyのコマンドでPathが通っているのか確認もしましたが、通っていないことがわかりましたので、
環境変数を通していきます。

環境変数の設定と確認を行っていきます。

echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bash_profile
source ~/.bash_profile
which ruby
ruby -v

which rubyのコマンドで環境変数が表示されるようになりましたが、ruby -vのコマンドでは
「rbenv: ruby: command not found」と表示されています。

システム全体で使用するRubyのバージョンを指定します。

rbenv global 2.7.2

Rubyのバージョンが表示されています。

Rubyがインストールできましたので、Hello Worldが表示される簡単なプログラムを作成してみます。

新規にRubyのファイルを作成します。

vi hello_world.rb

作成したファイルに以下のコードを記述します。

print "Hello World\n"

viコマンドで開いたファイルを「:wq」と入力して、ファイルにコードを保存します。

保存できたファイルをrubyコマンドを使って実行します。

ruby hello_world.rb

「Hello World」と表示されています。

なんとかRubyをインストールすることができました。

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